かつまたかわらばんNo.222「Haishen(ハイシェン)」

森 航太

9月6日~7日にかけて九州・沖縄に直撃した台風10号。

この台風は『過去最強クラス』ともいわれており、別名「ハイシェン」といい、中国表記で「海神」を意味しており、この10年ほどで最も強い記録的な暴風となりました。

なぜこの台風10号は非常に強い勢力を維持したまま九州・沖縄に接近したのでしょうか…?

それには高い海水温と発生場所に関係があるようです。

台風は海水温の上昇に伴い、大量の水蒸気のエネルギー補給を受けながら急速に発達します。

今年は東・西日本から南海上にかけて記録的な高温となりました。

海水温27度で台風の勢力は発達しやすくなり、温度の上昇と比例して台風も強くなるのですが、今年はなんと30度を記録しました。

そして発生場所ですが、すべての台風が東経130度付近より西で発生しているのに対し、台風10号は東経140度付近で発生しました。

台風の通過により海水は水深50m位まで掻き混ぜられるため、冷たい海水が上昇し、海水温は低くなります。

しかし今回はこれまでとは異なる場所で発生したため、水が掻き混ぜられることなく高い海水温を維持し、
強い勢力のまま台風が九州・沖縄に上陸したのです。

今後、太平洋高気圧は9~10月を境に勢力を弱め東に後退する為、台風が発生した場合は関東を直撃するルートをとる恐れがあります。

COVID-19の事もあり、人が集まる場所に抵抗がある方も多いと思いますが、緊急時の準備を整えたうえで、身の危険を感じた際には避難場所・親戚のご自宅等に避難するようにしましょう。


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